極楽寺 茨木グレイブガーデン  行事案内 年間行事 アクセス 送迎バス 更新履歴 サイトマップ トップページ 
紫雲山 極楽寺 芸術公園墓地 茨木グレイブガーデン 永代供養墓 極楽寺 清浄光苑
本堂・庫裏の紹介 寺歴 本堂・庫裏の概要 一口法話 歳時記 大賀ハス お知らせ

紫雲山だより 〔 一口法話 〕 
2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

2001年

《2001年5月の紫雲山だより》

母は子のそばに・・・マゴワヤサシイ
母親の社会進出はめざましいが、
ある面で失われるものも大きい。
いつもそばにいて慈愛のまなざしを。
手間ひまかかるが
              マ・・・(豆、味噌汁)
              ゴ・・・(ごま料理)
              ワ・・・(わかめ、こんぶ)
              ヤ・・・(季節の野菜)
              サ・・・(魚)
              シ・・・(しいたけ)
              イ・・・(いも類)
健康料理を作ってやってほしい。
少なくとも他人に迷惑をかけない社会人に育てることこそ
母として女性として一番の使命だと思います。



《2001年6月の紫雲山だより》

梅雨になるとじめじめしてうっとうしいと
なげく人が多いが何事も心の持ちようだ。
当寺では春夏秋冬の外に梅雨どきも
一つの季節と考えて、入梅前に
ふすまにかえてすだれをかける。
風がよく通り、カビも生えにくい。
トルコに伝わるなぞなぞは次の通り
『雲が僕の母、風が父、川は娘。僕がいないと
    人間は大騒ぎするが、多すぎると嫌われる』
答えは云うまでもないだろう。
雨があってこそ、わが国の稲作がある。
瑞穂(みずほ)の国
日本に生まれていることに感謝しましょう。



《2001年7月の紫雲山だより》

失敗をくり返さないためのABC
人間の歴史は失敗の連続ともいえる。
最近話題の郵便局でこんなことがあった。
換金した折り、窓口係がまちがえたらしく
3万円ほど余分に受け取った。
その旨電話して返金に行ったところ、
仮払いによる立替分として扱われ、
局長からの受領証を受け取った。
つまり郵便局はミスをしたのではなく、
仮に立て替えたと言いたいらしい。
驚いたことにお詫びの言葉もなかった。
失敗情報は隠れたがるのか、隠したがるのか、
企業の不祥事、病院の医療過誤、大学の入試ミス等、
その例は枚挙にいとまがない。

失敗をくり返さないために

A・・・あたり前のことを
B・・・ぼんやりしないで
C・・・ちゃんとやりましょう



《2001年8月の紫雲山だより》

お盆の季節です。施餓鬼会って何?
施餓鬼会とは、各宗派を通じて行われる
伝統的仏教行事の一つです。
仏教語で餓鬼とは、生前に嫉妬深かったり、
物惜しみやむさぼる行為をしたものが
赴くところとされています。
また、私共人間の心に生じるむさぼりを
あらわしているともいわれています。
施餓鬼会はその餓鬼にたいして、お釈迦さまの
お教えくださった法の力で飲食を与え、
その功徳により餓鬼だけでなく、ご先祖さまや
広く無縁の諸精霊を供養しまた同時に皆さま
自身の福徳延寿を願うありがたい法要です。
ぜひこの機会に自他共に救われる功徳を積んで
いただければ幸いと存じます。



《2001年9月の紫雲山だより》

混乱の世間
満員のデパートの中で突然の出火。
他人を突き飛ばして逃げ出す人。
消火に懸命な人。
子供やお年寄りを助けようとする人。
この混乱に乗じて品物やお金を盗もうとする人。
この世はいつも濁世(じょくよ)*注 です。
私たちはこの中にあってどのような行動を
とるでしょうか。

注・・・濁世(じょくよ)
仏教語で時代や思想、煩悩のけがれの意



《2001年10月の紫雲山だより》

日本の心
米同時多発テロによる犠牲、被害は想像を絶するものだ。
イスラム対西欧文明の衝突ともいわれるが、
この戦争の背景を論説する記事評論は枚挙にいとまがない。
それらの中でプロボクシング元世界ヘビー級王者の
ムハマド・アリ氏が倒壊した世界貿易センタービルを
訪れた際の言葉が印象に残る。

「川も池も湖もそれぞれ異なる名前をもつが、
すべて水をたたえている。
それぞれの宗教には真実があるのと同じだ」

彼はイスラム教徒でもあるが、まさに宗教の真髄を
表現している。
日本特有のマンネリ平和論やテロ制圧のただのりは
厳にいましむべきだが長期的な文明の衝突を
避けるためにはもっと日本人の精神活動が必要である。

どの神も同体異名であり、勿体ない、
お陰さまでいかされているのだという
地球的文化人の活路は世界中に満ちあふれている。



《2001年11、12月の紫雲山だより》

和 合
はさみはどんな立派なものでも、
1本づつにすると何の役にも立たない。
中心を鋲でとめると素晴らしい働きをする。
夫婦でも親子でもこの中心の鋲が大切である。
たまにはこの鋲がゆるんでいないか、
錆びついていないか自省する時をもちたい。



2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
本堂・庫裏の紹介 寺歴 本堂・庫裏の概要 一口法話 歳時記 大賀ハス お知らせ
問い合わせ  メール  リンク  このページのトップへ